地元経済の発展という幻想(東京スカイツリー開業100日)
スカイツリー、開業100日で1666万人集める 日本人8人に1人の計算 (日経)
今のところ、順調に行っているような東京スカイツリー。
一方、地元経済への恩恵は限定的なようです。
ツリーに併設する「イーストタワー」のオフィス部分(13~29階、約2万5千平方メートル)は、
成約面積がまだ25%程度。東武は「速やかに埋まるとは考えていなかった」と話すが、
ビジネス上は都心からの距離がネックになるようだ。
地元商店街の恩恵も少ない。ツリーに最も近いおしなり商店街では、飲食店は客足が
1~2割ほど伸びたが「土産物など物販は苦戦している」。
約80の飲食店や雑貨店が
並ぶ玉の井いろは通り商店街は開業後に客数が3割ほど減った。「特需を期待したが、
観光客の買い物や飲食はソラマチの中で完結してしまう」とある店主は肩を落とす。
(日経)
ふと思い出したのは、木更津と川崎が陸路で繋がったときの事。
木更津(千葉)側は川崎(神奈川)側からの来客を見込んでいたのに
実際には、大きな都市の方に人が流れて、千葉側の経済が打撃を受けた、
ということ。
今回の東京スカイツリー(墨田区)の地元商店街も、より大きなソラマチという
施設にお客さんが流れてしまっているように思えます。
自分の住んでいるあたりも同じ。
例えば、国道沿いのファミレスなどが栄えていたところも、バイパス道路を通した途端、
クルマの流れが変わって、旧国道側は全くクルマが無くなってしまったり。
土地を買収する側は経済効果を宣伝して、地権者から土地を買い上げるのでしょうが
それは同時により厳しい競争に晒されるという現実を理解しないと、苦労することに
なるでしょう。
外国人観光客など日本らしさを求めるお客さんをどうやって地元商店街に誘導するか。
本当に優れた日本文化を感じさせるものなら、それは不可能ではないはず。
地元の企業、商店がより「日本らしさ」を(ソラマチにはないような魅力を)アピールする
地道な努力が必要になるように思えます。
もう、シャッター街は見たくないから。。。
では。
東京スカイツリー関連記事:
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東京スカイツリーと日本の未来(つぶやき)
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