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2012年6月20日 (水)

警報の誤報を舐めてはいけない(原発・安全性)

早速、予想通り、ちゃんと稼働できなかった・・・

大飯原発:水位の警報作動 発表半日後で陳謝 (毎日jp)
大飯原発、水位の低下で警報 公表は半日後 (中日新聞)

ツイートを見ると、数センチの誤報で大騒ぎするのはおかしい、という意見も。

違うんです。舐めてはいけない。

こういった安全性を重視するシステムは「多重安全装置」になっています。
そして、「より安全なように」設計されています。
フェイル・セーフ(Fail Safe:異常があっても安全方向に動作させる)設計なのです。

安全性を高めようとすると、(それを電気、機械的にやろうとすればするほど)
センサー類が増えます。
そうなると、故障箇所も増える。
もちろん、フェイル・セーフなので、警報を出す。

で、ここまではいいのです。

よくあるケース。
パロマのガスの一酸化中毒事故って知っていますか?
あれ、警報がよくなるので、その警報がならないように解除(マスク)したために
本当の事故時にも発見できずに死亡したという事例。

パロマはもちろん責任追及され有罪になったはず。

多分、原発でもこういった「正常なのに誤報」というケースは多いと思います。
思い出してください、福島原発での事故を。

当時、計器類の表示が正しいかどうか、ちゃんと判断できましたか?
計器の故障だと誤認しませんでしたか?
後日、計器の表示は誤っていたと報告されていませんでしたか?

これだけあれば十分でしょう。

そう、安全なんて、簡単じゃないんです。

でも「安全が確保された」というのは何も学んでいないということを告白したことと同様。

誤報がなぜ起こったか?
それをきちっと精査しないと、逆のケース---異常時に異常として警報を出せない
ケースもあり得るということ。

だから、福島の事故をもっと精査してからじゃないと安全だなんて言えないってこと。
津波は単なるトリガー(引き金)。

その後に収束させられなかったところの原因などの技術的調査と今後への
対応が無いと、福井県民や滋賀、京都の近隣住民も決して安心できないのです。

今回は発表が遅れた件は・・・
少なくとも13時間は判断(異常か正常時の誤報かの判断)ができなかったのだと
思います。
今回、誤報だったから発表したのでしょう。

もし、本当に異常があったら・・・発表したのでしょうか???????

そっちの方が心配です。

では。

参考:
パロマ湯沸器事故:失敗事例データベースより

原因:
半密閉式瞬間湯沸器(図2)とは、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを
排気筒で屋外に排出するガス湯沸器であるが、排気ファンが停止した場合に
燃焼機へのガスの供給を自動的に遮断する安全装置の不正改造が設置後に
なされたことから、不完全燃焼に至り、一酸化炭素中毒事故となった。

安全装置を構成する コントロールボックスにはんだ割れが相次いだ為、不正
改造したものと推定される。

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