典型的な事故:関越道バス事故(安全性)
例を見ない悲惨な事故が起きてしまいました。
まだ真相は究明されていませんがどうしてこのような大事故になったのか、
その背景には様々な要因が重なった典型的な事故ということがわかります。
・事故の直接的な原因は運転手の居眠り
・事故発生は午前4時40分
明け方というのは眠気が最も強く事故の可能性の高い「魔の時間帯」
・事故現場は直線道路
単調な場所で眠気を誘いやすい
そして大事故に至ったのは
・居眠りのためブレーキを踏めなかった
減速できず衝突時は90km/h以上だったとのこと。
・防音壁に衝突した
ガードレールの場合、衝撃を吸収しますが防音壁だとその働きが無い
・防音壁の高さが車両より低く、車体の中央から衝突しバスが半分に裂けた
防音壁が高かった場合、車両の骨格と衝突するため衝撃がやや減るのが
今回の事故は防音壁が低かったために、バスを貫通してしまった。
また、車両中央部分は特に強度が弱かった(フロント大型ガラスのため)。
そのために防音壁に衝突した車両左側席の前方に死者が集中。
運転手は右座席だったので生存できた、ということのようです。
バス会社の運行管理など色んなことを言われていますが、本当にこのような
事故は「起こるべきして起きた」という部分と「悪い条件が重なった」という
ことを理解すべきかと思います。
これから、安全対策の強化、ということに世論は向かうと思いますが、
「バス会社の運行管理を強化する」ということでは効果は見込めない
と自分は思っています。
なぜなら、そもそもこのバス、あの金沢から東京まで
わずか3,500円程度で行ける格安運賃だから。
競争も過当な様子ですので安易に値上げはできません。
これ以上安全性を高めようとすれば、きっとその負担は運転手に掛かります。
それにあの運行時間帯だと事故が起きる確率が高い時間に疲労のピークが
来るということ。
それは、当然夜に出発して朝には観光地で遊びたいという顧客のニーズがあるから。
トラックでも何でも、よくふらふら運転しているクルマを見かけます。
多分、同様な事故が見えないけれど背後にはもっと沢山あるのでしょう。
今回は本当に色々な要素が全て重なって大惨事になっただけだと思います。
クルマの安全性を高めるスバルのEyeSight(アイサイト)のような技術も
考えたけれどこのような安価なサービスを提供する会社への導入は無理でしょう。
防音壁にガードレールの機能を追加するのもコスト上、今からだと無理。
国の安全関係の規制も法的拘束力が無いのでまず徹底できないはず。
それに、このような交通機関が一般の市内バスなどと違い管轄官公庁が
異なり法律も違うと言う点。
とにかく、危険な乗り物だということを意識するして、それでも割安運賃を
選ぶのか?
全ては我々消費者の判断に委ねられている気がします。
では。
追記:
ネットを見るとガードレールの設置位置が不適切ではないかという意見も
ありました。
確かに、防音壁端面にバスの車両が誘い込まれないように、防音壁との位置関係を
工夫すれば衝撃リスクは低減したかもしれません。




















































