技術立国日本の一つの時代の終わり(エルピーダ破綻)
実に感慨深い。
色んな意味で。。。
エルピーダって何?って方のために説明するとDRAM(ダイナミックアクセスメモリ)を
国内唯一製造していた会社です。
歴史はかなーり深いので、Wikipediaより抜粋しますと以下の通り。
* 1988年(昭和63年)9月 広島日本電気株式会社を設立。
* 1999年(平成11年)12月 NEC日立メモリ株式会社を設立。
* 2000年(平成12年)5月 NEC日立メモリ株式会社からエルピーダメモリ株式会社に
商号を変更。
* 2003年(平成15年)
o 3月 三菱電機よりDRAM事業を譲受け、開発エンジニアを受け入れ。
o 8月 キングストンテクノロジーから約60億円の出資を受ける。
* 2006年(平成18年)
o 1月 米スパンションと提携し、スパンションのマルチチップパッケージ用として
DRAMを供給。
* 2007年(平成19年)1月 Powerchip社と台湾におけるDRAM生産合弁会社設立に
正式合意。
* 2008年(平成20年)
o 4月24日ドイツのDRAM大手キマンダと技術・生産で提携することを正式発表。
* 2010年(平成22年)
o 3月 経営再建中の米スパンションからフラッシュメモリの技術とイタリアに
ある研究開発拠点の譲渡を受けた。
* 2012年(平成24年)
o 2月27日 自力再建を断念し、東京地裁に会社更生法を申請する方針を固めた。
o 3月28日 上場廃止。
これを見るとわかるのですが、合併の繰り返し企業なんです。
ある記事に興味深いことが書かれてあったのですが、半導体の場合、装置が違う
つまりプロセスなどが違うので単に合弁しただけではメリットは出ない、ということ。
スケールメリットが出ないのです。(それぞれがカスタマイズされすぎているため)
まさに、エルピーダはそれを証明した事例となってしまいました。(残念ながら。。。)
弱い者同士が一緒になったところで、装置は違う、製造プロセスも違う、テストも違う。
ただ資金を増やす、ということだけでは競争力はつきませんから。
韓国が強いのはご存じの方も多いですが、国策になっていて国の巨大なバックアップ
(資金援助)があるから。
半導体製造はまさに装置産業。
お金があって、最新の装置をいかに大量に導入していかにタイムリーに大量の
製品を安定して供給できるかの世界。
あともう1つはもう20年前から言われていたけど、日本のDRAMがダメになった理由。
それは、コスト高ということ。
大昔はメインフレーム(大型コンピュータ1台で複数の端末が繋がる方式)がメイン。
なので、DRAMも高価格であっても高性能な品質が要求されました。
時代は変わってPCの時代になり、パソコンがコモディティ化しました。
なので、品質よりも低コストがDRAM購入・選定のキーワードに変化。
しかし、日本はいわゆる過剰品質ということで、価格競争力を失った、ということ。
以上のことは、別に私が書かなくても業界の人なら誰でも知っていること。
でも、そんなエルピーダをもう救うことをあきらめた日本政府。
昔は世界のDRAM市場を日本が席巻していたのに。。。
そう思うと、本当に寂しくて、とても悲しく、時代の変化なのだなぁという思いが。。。
あとは、東芝がNAND FLASHでどこまで頑張れるか、だけですね。
ルネサスは大丈夫かなぁ?
ということで、これからはやっぱり他のビジネスで頑張らないと日本はいけない。
それは製造業ではないのか、それともニッチな製造業なのか。。。
いやー、とにかく、今日はこの夕方のニュースに仰天したのです。
まとまりなくてすみません。。。
では。
関連記事:
ついに消えた日本のDRAM。。。(マイクロンがエルピーダ支援へ)




















